東洋経済オンライン 「離職する人が少ない大企業」トップ100では、 定年退職を除いて「離職する人が少ない大企業」ランキングを紹介しています。
離職者の少なさが働きやすい職場を知るためには重要ですね。
今回のランキングは、新卒3年後離職率ではなく、 全従業員の離職の状況です。。
「 CSR企業総覧2019年版[雇用・人材活用編]」(東洋経済新報社)2019年版のデータを使い、 2017度1年間の全従業員の離職者(定年退職を除く)が少ない順にランキング。
一定規模以上を対象にするため、 2016年度の単独従業員が1000人以上の会社が対象。
(参考:東洋経済オンライン2019/06/14 https://toyokeizai.net/articles/-/286726)
1位 リケン
1位はリケン!
理化学研究所をルーツとした、自動車・産業機械分野向けの機能部品メーカー。
自動車のエンジンを支える世界的なピストンリングメーカーに成長。
ピストンリング首位でシェア5割弱を誇ります!
ほとんど社員が辞めていない職場。
本社は東京都千代田区。
勤務時間を超えた会議・打ち合わせを設定しない風土づくりを進め、残業削減を推進。
2017年度の女性の育児休業取得者も多く、子供を育てやすい環境。
これから就職活動をする方は要チェックですね。
2位は 新電元工業 と エフ・シー・シー
新電元工業は車載・産業用パワー半導体や2輪用電装品を展開。
エネルギーの変換効率を極限まで追求することにより、人類と社会に貢献するという企業ミッションを掲げています。
本社は東京都千代田区大手町。
こちらも労働時間を削減するために、全社で展開している「ノー残業デー」の設定や、時間外労働時間の上限設定などをしている他、フレックスタイム制度や短時間勤務制度、勤務間インターバル制度などの自由度の高い働き方が認められている。
病気休職者が復職する際は、一定期間半日出勤などができる「リハビリ出勤」制度を導入している。
エフ・シー・シーは オートバイ用クラッチの分野で世界シェアNo.1を誇るトップメーカー。
地球上を走るオートバイの約半分にF.C.C.のクラッチが搭載されています。
本社は静岡県浜松市。
有給休暇取得率が高く、海外顧客への対応のための現地時間にあわせた勤務制度や、配偶者の海外赴任で帯同する場合でも休職を認める制度など、長く働き続けられる制度が整っている。
4位 三井不動産 と 愛知時計電機
三井不動産は東京都中央区日本橋に本社を置く 日本最大手の不動産会社。
戦後一貫して不動産業界において売上1位に君臨している。
三井住友銀行、三井物産と共に三井グループの御三家。
育児・介護にかかわる従業員を対象とした在宅勤務制度を導入し、男女問わず家庭と仕事の両立支援を進めている。
人事部は毎年全社員と面談し、従業員の満足度向上を目指している。
愛知時計電機は、 水道メーター・ガスメーターをはじめ流体計測技術を核とした計測機器、センサー・システムのメーカー。
本社は愛知県名古屋市。
育児や介護のための短時間勤務制度や半日単位の有給休暇制度などが充実しています。
年間離職者が少ない大企業 1~47位
一般に離職率の低い会社は、若いうちは大きな差をつけずにじっくり育ててくれる傾向があるようです。
年間離職者が少ない大企業 51~100位
51位から100位までです。
気になる企業はありましたか?
今回は離職者が少ない企業のランキングですが、IT企業などは離職者が多い業種です。
どのような職場が自分に向いているかを見極める必要がありますね。
参考になれば幸いです。
CSR企業総覧2019年版[雇用・人材活用編]」(東洋経済新報社)2019年版
追記:2023.9.28
↓↓2023年版載せておきます。