娘はうつ気味のため、勉強へのやる気を失ってきています。
7月の期末テストの勉強が精一杯だったようです。
そのため、今年中に大学合格を目指すことにしました。
最初は、国公立は受けずに私大の指定校推薦入試による合格を考えていました。
私立校なので、指定校推薦で合格できる私大は多いです。
ただ、偏差値が高い大学の指定校推薦枠になるとごく僅か。
この僅かな枠は、枠を希望する生徒の中から評定が高い順に選ばれるようです。
指定校推薦枠が取れれば合格したも同然
娘の高校の過去のデータを見る限り指定校推薦入試で不合格になった生徒はゼロ。
指定校推薦枠が取れた時点で合格したと考えてよさそうです。
娘の高校の場合は、ネームバリューがあり、偏差値が高い大学の指定校推薦枠は1校のみ。
枠は2です。少ない!
同じ県内の別の高校の大学の指定校枠を調べると、そこまで偏差値が変わらないのに偏差値が高い大学の枠が多いことを知って愕然としました。
娘に申し訳ないことをしたかも・・・
大学の指定校枠など高校選びの段階では考えておらず、通学が便利な高校を選ばせてしまったのです。
入学した当初は、2名の指定校枠が少ないなどとは考えず、この大学の指定校枠が取れるぐらいに成績をとれればいいねと親子で話していました。
先生に聞くと、娘より評定が高い生徒は多くいるようで、今年は特にこの大学の2名枠を希望する生徒が多いようです。
偏差値が高い大学とはいえ、枠が使われない年もあったので望みをかけていましたが、すでに申し込む前から無理だろうというお言葉を先生からご丁寧にもいただいております。
娘にはこの大学の他に行きたい大学がもう1校あります。
2枠が取れそうにないので、もう1校の大学のAO入試に挑戦したいと言い、現在は出願書類の作成をしています。
この行きたい大学も偏差値が高く、なかなか入れない大学。
こちらに対しても、すでに先生から「やめとけ」というネガティブな否定のお言葉をいただいております。
「私よりも評定が高い子が書類で落ちた例をいくつか聞かされた。やっぱり挑戦しない方がいいのかなぁ。」
弱気になり心が揺らぐ娘。
書類を出した時点で、指定校推薦の申し込みはできなくなるようです。
2者択一のAO入試と指定校推薦入試
先生は、大学の評定条件が自分の評定に該当する中からより高い偏差値の大学を選んで指定校推薦で入学するのが一番賢い方法だと考えているのでしょう。
そうですよね。
先程の枠2名の大学の他にも、ネームバリューがある大学の枠がまだあります。
偏差値はかなり下がりますが、一般で受験するなら競争率が高くて合格率が低くなる大学です。
その枠で勝負しろと言われているのだと思います。
AO入試に挑戦する場合は、指定校入試の申し込みまでに結果がでていないため、申し込みはできなくなります。
枠は他の生徒に取られてしまうことになります。
入試月はAOが早いので、残念な結果の時は指定校入試の出願(おそらく10月中)までは間に合います。
AO入試も指定校推薦入試もどちらも受験できると簡単に考えていました。
ところが、希望者が多い枠は調整しないといけないということで、指定校推薦申し込み締切は9月の頭!
AOの書類審査の結果さえも出ていません・・・
入試制度は上手いことできているんですね。
AOを受けるか、指定校推薦を受けるか選択しなくてはいけなくなりました。
娘はかなり悩んでいました。
そしてAO入試を受けて、合格の可能性にかけてみるという結論になりました。
AOが残念な結果だったときは、指定校推薦の出願までは間に合うため、余っている指定校枠を利用することはできます。
ただし、余りの枠。
人気大学は他の生徒に取られています。
余り枠の大学に行くのが納得できないなら、出願が間に合い今年中に結果が出るAO入試や公募推薦入試を実施している大学を探して受けなくてはなりませんし、合格するとは限りません。
娘に聞くと、「余っている指定校枠の中から選ぶ」という消極的な答えが返ってきました。
指定校推薦入試で気づいたこと
指定校推薦の条件で示している評定平均は大学によりさまざまですが、過去の進学データを念入りに見ていると、条件に満たない評定でも合格しています。
例えば評定4以上必要な大学でも、合格している生徒の評定は3.4がありました。
!!!
これって条件を全然満たしていないじゃないですか!
この生徒さんすごくラッキーですよね。
学校側が推薦するので、評定以外にかなり優れた何かがあったのでしょうが、評定条件はあるけど厳密に捉えなくてもよいということなのでしょうか?
謎です。
まとめ
わが娘の大学入試は、まずは行きたい大学のAO入試に挑戦する。
その結果により、余っている指定校枠を利用して指定校推薦入試で今年中に合格を決める。
以前の記事「大学の価値ってなんだ?」で、どんな大学でも価値はあるとの結論が出ました。
余っている指定校推薦枠の中で、どの大学の推薦枠を使うかの判断基準は、
・進みたい分野に強い大学。
・働きたいと思う企業が就職先の上位にあるか
です。
今年中に大学が決まると、残りの時間は自由に使えるという大きなメリットがあります。
娘の心の状態にはこの選択が一番いいと思っています。