私は知りませんでしたよ~簡単な血液検査で7種類のガンを早期(初期)に見つけることができるなんて!
かなりのショック。
毎年まじめに町の検診を受け続けて10年以上。
特定健診・腹部超音波・肺がんの胸部X線撮影・大腸がんの便検査・乳がんの触診&マンモグラフィ・子宮頸がん検診を受けていました。
がん検診にもデメリットがある?現役医師が教えるその内容とは?
胃がんはバリウムが飲めないため、個人の病院で胃カメラ検査を受けていました。
出産後は麻酔が効きすぎて検査後に毎回気分が悪くなり、それがきっかけで胃の検査は10年以上受けていません。
かなり気になっています。
いずれの検査も精神的苦痛が多少ありますし、時間を必要とします。
それなのに、 胸部CT検査や内視鏡検査などの画像診断は、がんがある程度の大きさにならないと見つけられません。
早期がんは発見しにくいのです。
このようなデメリットを大きくカバーしてくれる検査があるので調べました。
追記:2020.10/10
胃に関しては、個人的に気になる症状がでて、いろいろと調べていたところ、血液検査で胃がんのリスク度が簡単にわかることを初めて知りました。
↓に記事を書きましたので、興味がある方はご覧になって下さい。
AICS(アミノインデックスがんリスクスクリーニング)検査!
アミノインデックス検査とも呼ばれています。
なんと!この検査は2011年4月から始まっていました。ということは・・・8年前!
私が町の検診を受け始めた時期とかぶるじゃないですか~・・・
このアミノインデックス検査は、 味の素株式会社が開発した検査法。
がんになると血液中のアミノ酸濃度のバランスが変化することを利用した、がんである可能性を評価する方法です。
細胞レベルでの変化がわかるため、 ごく初期のがんも診断できるというのが、最大の特徴です!
AICSで検査できるがんの種類
AICSで検査できるがんの種類は、
胃がん、肺がん、大腸がん、膵臓(すいぞう)がん、前立腺がん、乳がん、子宮がん(子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん)
の7種類です。
男性は、胃がん、肺がん、大腸がん、膵臓がん、前立腺がん の5種類 。
女性は 胃がん、肺がん、大腸がん、膵臓がん 乳がん、子宮がん(子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん)の6種類。
性別で分けると、検査できるがんの種類はこうなります。
子宮がんに関しては、いずれかのがんであるリスクを評価することはできますが、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんのそれぞれのがんのリスクについては区別できないとのことです。
AICS検査ですべてのがんが分かれば言うことなしですが、まだまだ研究が必要なのでしょうね。
AICS検査だけしていれば大丈夫というわけではないということです。
精度もそこまで高くはないようです。
私の場合は、この血液検査で該当しない、 肝臓、腎臓、胆嚢、脾臓を検査してくれる、 腹部超音波検査(腹部エコー検査)だけは町の検診で受ける必要がありますね。
AICSの検査方法
検査前8時間は水だけ飲んで、検査当日の午前中に 5ミリリットル(5cc)だけを採血します。
たったこれだけ!
え~!!
1回の採血で、しかも少量の血液で複数のがんの検査ができる・・・
なんてすばらしい!
町の検診では、大腸は2回の採取が必要だし、乳がんは胸を触られ、マンモで押しつぶされるし、子宮がんはおっぴろげ状態!!
それに耐えて10年超。
それがな~んと1回の採血だけ!
やっと精神的苦痛から解放されます♡♡
AICSの検査結果
検査の分析結果は 10日から2週間。
町の検診結果の場合は2ヶ月弱かかりますので、血液検査の方が結果も早くわかりますね。
それぞれのがん種について、がんに罹患している可能性を0.0~10.0の数値(AICS値)で報告します。数値が高いほど、がんである可能性が高く、判断する目安として、「ランクA」「ランクB」「ランクC」の3段階で表示されます。
ランクAは通常よりがんである可能性が低く(0.3~0.7倍)、ランクBはやや高く(1.3~2.1倍)、ランクCは高い(4.0~11.6倍)状態であることを表しています。ランクCはそれぞれのがんに対しての精密検査が必要となります。(引用:臨床アミノ酸研究会
)Attention Required! | Cloudflare
注意することは、検査の精度が高くはないので、Aだからといって100%がんではないというわけでないし、Cだからといってがんであるわけではないとのこと。
ランクCと判定された、100人のうちの1人ががんである確率だそうです。
精度が不安ですね。
AICSの費用と検査を受けられる病院
健康保険は適用できないようですね。
残念!
費用は 医療機関によってさまざまで、 2万前後。
女性特有の乳がん、子宮がん・卵巣がんだけに特価した検査もできるようで、その場合は 1万前後。
私の場合は、町の検診は1万弱ですが、胃の検査は個人病院で受けるしかないので、それだけで1万弱かかり、合計2万弱。
来年からAICS検査と町のエコー検査のみを受けるとして、価格は今までより少し高くなりますが、精神的苦痛、早期のがんも診断できることを考えるとAICS検査を受ける方に軍配が上がります。
AICSを導入している医療機関は多いですね・・
開始から8年も経っていますからね・・
私が住んでいるすぐ近くの病院も導入していました・・・!
もしかして、知らなかったのは私ぐらいか???
病院はこちら↓で調べてみてください。
[ミアテスト] カンタンな血液検査で13種類のがんを超早期発見できる
まとめ
AICS(アミノインデックス)検査について調べました。
この検査の特徴は、 1回の採血(5ml)で複数のがんの検査ができ、早期のがんも診断できるところです。
ただし精度に不安があります。
もっと精度があがってほしいですね。
医療技術は年々向上しています。
ストレスになりそうなことは、ネットを使い、新しい情報がでているかを調べた方がいいですね。
町の検診を受け、昨年ポリープが見つかった子宮頸がんと精密検査を受けた乳がん検診だけは11月に個人病院で受けることにしていました。
乳がん検診だけでも5千円以上します。
自分で個人病院で受けることにしたけど行きたくないなあと思いながらネットを見ていた時に、AICS(アミノインデックス)検査の存在を知りました。
気になる症状はないので、今年はこの2つの検診は受けないことにしました~。
来年の早い時期に、AICS(アミノインデックス)検査を受けようと思います!
追記2021.10.3
15種類のがんがわかる尿検査が実用化しているのを先日知りました。
この検査が一番オススメです!
でも本格的に実用化してまだ半年しかたっていないらしく、現在も拡大中のようですが、採尿集荷の対象地域外のところが多いです。
詳しくは↓の記事をご覧ください