「コロイドヨード療法」という代替医療はご存知ですか?
正常な細胞を傷つけず、しかも副作用がほぼない(好転反応がおこる)ということで、かなり前(50年~100年ほど前)から使われている治療法だそうですが日本では知られてはいません。私も今まで知りませんでした。
父が苦しんでいる時に、がんを治す方法についてネットで何時間も調べていましたが、この療法にたどり着くことができませんでした。
がんの放射線治療で一気に免疫力が下がり、その結果他の病気も併発して体力がなくなり、がんが再び勢いを増して苦しむ亡き父の姿を私は見ているので、私の体にがん細胞ができたとしても、正常な細胞まで傷つける治療は絶対にしないと心に決めています。
気になる代替医療である「コロイドヨード療法」を今回調べてみます。
代替医療はエビデンス(科学的根拠)がない治療ということで(がん治療の中心は、手術・放射線・抗がん剤の三大療法が主流)、公的医療保険の対象外となっています。
自由診療で保険が適用されないためかなりの金額になりますが、自分自身の今後のためにも調べたことをここに載せておきます。
コロイドヨードとは何?甲状腺がんのヨウ素との関係は?
日本コロイドヨード研究会 (http://www.ims-rs.com/about.html)によると、
コロイドヨードは、原子番号53番、元素記号I の ヨード(ヨウ素)を 水素と結合させて コロイド化(微粒子化)し、体内に安全に大量に摂取可能としたヨード(ヨウ素)のこと。
ヨードは別名ヨウ素で同じものを指します。
ヨウ素は、海藻(特に昆布、ひじきに多い)、海産動物中に有機化合物として含まれるほか、海水や 千葉県の房総半島、 新潟県の地下かん水 (塩水)中に微量に含まれている天然成分。
資源の貧しい日本ですが、ヨウ素に関しては、 チリに次いで世界第2位の資源国だそうですよ。
細菌やウイルスを包む膜であるたんぱく質の性質を変えて殺菌する作用があり、「 ヨードチンキ」は、 ヨウ素の殺菌作用を利用した消毒薬です。
ヨウ素の高い殺菌力は、コロナウイルス、インフルエンザウイルスを含む幅広いウイルスを殺菌することが分かっています。
この殺菌力ががん細胞も死滅させてくれるのです!
ヨード元素は、消毒作用を持つ天然元素で、分子が大きすぎて人体に完全に取り込む事が出来ずに、体表の減菌消毒のみに使用されています。
その分子のコロイド化が実現し、体内の悪性物質の撲滅が可能となったのがコロイドヨードです。
私たちの体を形成する正常細胞に比べて、酸化作用の結果、出現する悪性細胞(がん細胞、悪性リンパ球細胞、ウイルス及び細胞)は全て貧欲に栄養を求めて、糖・タンパク質と統合した形態にて安定して血管内を移動し、正常細胞の20倍以上の濃度及びスピードにて悪性細胞に取り込まれます。
吸収されたヨウ素は高濃度のため、ハロゲン化物質の破壊作用にて貧食した悪性細胞を死滅させることができ、この動きは悪性細胞内に対しては、コロイド化ヨウ素に含まれている微量のカリウムイオンの作用によって、細胞内の水分保有量が増し、ヨウ素が本来持つ抗酸化作用によって細胞の抗老化作用を促進します。
漢方で言う補剤の作用を示し、健康を増進します。
日本では自由診療のクリニックでしか使用されていませんが、海外では注目されている治療法になります。
(引用:コロイド化ヨウ素研究学会 https://rsci.or.jp/with-colloidal-iodine/)
コロイドヨードのすごいところは、 がん細胞だけを死滅させ、正常細胞は活性化させ、免疫力が強化されるところ。
これには細胞膜が関係しているのではないかと考えられています。
がん細胞は、正常細胞が突然変異した異常細胞で、変異する過程で細胞膜の性質が変化したのではないかと考えられていて、 コロイドヨードは、がん細胞の細胞膜は通過します。
でも、 正常細胞の細胞膜は通過できず、逆に細胞を元気にさせる作用があるようですね。
甲状腺がんを発症させるヨウ素とは?
「ヨウ素」と聞くと、「放射性物質」だと勘違いする方が多いのではないでしょうか。
確かに紛らわしく、放射性物質のヨウ素も存在します。
自然界に存在するヨウ素は、 ヨウ素127といわれる安定同位元素。
これに対して、原子炉の ウランの核分裂で出るのが、 ヨウ素131という放射性同位体のヨウ素化合物。
ヨウ素は、単体もあれば化合物もあり、安定同位体もあれば放射性同位体もあるということです。
そうなんですよ。
ヨウ素は、人間の成長に必須の栄養素であるヨウ素と、放射能を持ちがん細胞を作るヨウ素があるんです!!!
甲状腺はのどにある小さな臓器で、ここで甲状腺ホルモンが作られています。
甲状腺ホルモンは、新陳代謝の促進作用や胎児の発育や子どもの成長を促す作用があります。
その原料になっているのが海苔や海藻類に含まれる ヨウ素127。
甲状腺ホルモンを生成するためにはなくてはならない成分ですが、日本人のように海苔や海藻からヨウ素を日常的に摂取していない欧米諸国では、ヨウ素の不足から生じる甲状腺の病気を防ぐために、法律で食事に一定量のヨウ素を入れるように定めているそうですよ。
福島原発事故で 甲状腺がんが増加するといわれています。
これは海苔や海藻類などの自然界に多く存在するヨウ素とは違う、 放射性物質であるヨウ素131が、甲状腺に取り込まれることで甲状腺が内部被ばくして発症するのです。
体内のヨウ素は、ヨウ素127もヨウ素131も 同じヨウ素とみなして甲状腺に集まる仕組みになっているようですね。
ヨウ素は、一度に体内に取り込める総量が決まっていて、過剰なヨウ素は尿の中に排出され、体内では、 血液中の甲状腺ホルモンが常に一定の値を維持できるような仕組みが働いているということです。
そのため、放射性物質であるヨウ素131を取り込まないように、 原発事故の前24時間以内か 直後の4時間以内に 安定ヨウ素剤(放射性物質ではないヨウ素127)を飲んで、甲状腺ホルモンのヨウ素取り込み総量を飽和状態にしておくことがとても重要になってきます。
ヨウ素が甲状腺ホルモンに取り込まれて有機化されると、体内に長期間貯留するため、放射能を持ったヨウ素131を取り込んだとしても、過剰な要素として尿と共に体外に排出されるからです。
(参考:結晶美術館 https://sites.google.com/site/fluordoublet/elements/iodine)
(参考:原子力災害における安定ヨウ素剤服用ガイドライン 日本医師会 平成26年3月 http://www.med.or.jp/doctor/report/saigai/yguide20140418.pdf)
(参考:首相官邸 放射線と甲状腺の病気の関連性について https://www.kantei.go.jp/saigai/senmonka_g24.html)
甲状腺がんの治療は「放射性ヨウ素131」によるヨウ素治療
甲状腺がんのヨウ素治療は、甲状腺がん発症になった物質である 「放射性ヨウ素131」のカプセルを飲みこむという治療方法!
放射性ヨウ素131によってできてしまった「がん」を、同じ放射性ヨウ素131で叩くらしいのですが、よく分からない治療ですよね。
効果があると国が認めた治療方法なので、保険が適用されています。
(参考:代替医療ノート https://www.saint-veran-queyras.com/yodo/351/)
これと、「コロイドヨード療法」に使うヨウ素はまったく違うもの。
コロイドヨード療法で使われるヨウ素は、自然界に存在するヨウ素127で、海藻類に含まれる消毒作用を持つ天然元素です。
コロイドヨード療法で効果がある17種類のがん
コロイドヨード治療で効果がある病気は、内藤医院(https://blue-clinic-aoyama.com/c13)によると、
- 末期を含む各種がん
- 血管障害(脳、心臓など)
- 自己免疫性疾患、アレルギー疾患
- ウイルス性疾患(エイズを含む)、細菌感染
- てんかんなど脳疾患
- 糖尿病、肥満などの代謝低下
- 健康保持、維持管理
各種がんに対応するがんとは、コロイド化ヨウ素研究学会 (https://rsci.or.jp/with-colloidal-iodine/)によると、次のようになっています。
胃がん 肺がん 前立腺がん リンパ腺がん 脳腫瘍 スキルス胃がん 乳がん 子宮がん 胆のうがん 肝臓がん すい臓がん 白血病 喉頭がん 皮膚がん 骨肉腫がん 大腸がん 直腸がん
17種類ものがんに効果があるのですね。
代替医療ノート( https://www.saint-veran-queyras.com/yodo/139/)にも適応する病気が載っていましたので、引用します。
胃がん、肺がん、前立腺がん、リンパ腺がん、脳腫瘍、スキルス胃がん、乳がん、子宮がん、胆のうがん、肝臓がん、すい臓がん、白血病、喉頭がん、皮膚がん、骨肉腫がん、大腸がん、直腸がん、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、脳梗塞、脳溢血、脳血栓、心臓血管障害、血管硬化、高血圧、高脂血症、リュウマチ、喘息、ネフローゼ、肝炎、放射線被曝障害、黄疸、肉腫瘍、肝機能障害、肝硬変、腎臓疾患、子宮内膜症、神経痛、アレルギー疾患、アトピー性皮膚炎、緑内障、白内障、認知症、アルツハイマー病、エイズ、結核、ハンセン病(ライ病)、SARS、てんかん、痛風、糖尿病、神経症、自律神経失調症、アルコール依存症、貧血への適応。
細胞活性、免疫活性、抗酸化作用、SOD活性作用、コレステロールの分解、腸内細菌の悪玉除去等々の予防など多くの病気や病気の予防に適応している
WHO(世界保健機構)に認められているコロイドヨード療法のメリット
日本では知られていませんが、コロイドヨード療法は、 2004年に がん、HIVをはじめとするあらゆる難病に対しての有効性が認められ、全世界において、その臨床が WHO(世界保健機構)から許可されているということです。
コロイドヨード療法のメリットです。
・抗がん剤、温熱治療、遺伝子治療等、他の治療と併用出来る。またその効果を妨げず、むしろ奏功する。
・副作用が少ない。
・耐性が無い。
・体内での蓄積性が無い。
・正常細胞を傷つけず、がん細胞にのみ働きかける。引用:日本コロイドヨード研究会 (http://www.ims-rs.com/about.html)
抗がん剤、温熱治療、遺伝子治療等、 他の治療と併用出来て、成果があがるようですね。
副作用は、治療による反応で下記の症状(好転反応)が出るようです。
- 発熱、体温上昇:0.5~1度上昇します。
- 皮膚の発疹:排毒反応の1種と考えています。比較的多く見られます。
- 病巣や転移リンパ節の痛み:がんが死滅してくると痛みが出ます。
- 腫瘍が融解を起こせば一時的な主要マーカーの急上昇が見られる場合があります。
引用 内藤医院(https://blue-clinic-aoyama.com/c13)
耐性が無いとは、がん細胞がコロイドヨードに抵抗力を持つことがないため、 薬が効かなくなることがないということです。
(抗がん剤に対しては、がん細胞は耐性をもつようになる。)
2時間で体外に尿と一緒に排出されるため、体内に蓄積されず安全性が高い。(抗がん剤は排出されるのに2年ほどかかる。)
がん細胞だけを死滅させ、新陳代謝機能を活性化し、免疫力を高めて自然治癒力を引き出す効果が高いそうです。(放射線・抗がん剤は正常な細胞も傷つける。)
コロイドヨード療法のデメリット
金額以外でコロイドヨード療法のデメリットが載っているサイトを調べたのですが今のところ探せていませんので、デメリットはないのかもしれません。
コロイドヨード療法は、日本の医学界では正式ながん治療としては認められていません。
公的医療保険は使えず、自由診療のため 全額自己負担。
この療法で治療を行うと、費用が高額になるのが大きなデメリットです。
また、大学病院だけでなく、市立病院などの大規模病院でも、原則、保険医療を提供することが求められているので、コロイドヨード療法は行っていません。
治療でがんの三大療法を避けたい方は、代替医療を行うクリニックを探してくださいね。
かかる金額は、点滴治療は200mlを10回で200万(1クール)。
飲用ボトルを使った治療は500mlを15本で75万(1クール)。
点滴、飲用ボトル共に、がんのステージが3から4以上は2クール以上の治療を行うため、その倍の400万、150万はかかるということです。
ホロス松戸クリニック(千葉県松戸市)(https://www.holos-matsudo.jp/)は他のクリニックより低価格です。
お金ってホントに大切ですね。
お金がないと自分の大切な体の治療法さえも選択できません。
こんなメリットだらけの療法が日本で広まらないのは、がん治療の中心が、手術・放射線・抗がん剤の三大療法なので、患者はそれに従い、病院から見放された患者に対しての最後の治療法が代替医療という構図になっているからなのでしょう。
なんとか保険適用にならないものでしょうか。
コロイドヨード液はクリニックに行かなくても購入できる??
コロイドヨード液は、無害で蓄積性もないため、個人が自宅で使用しても、害や危険を伴う可能性が極めて低いため、クリニックに行かなくても直接購入して使用することができると書いてあるサイトがあり、製品も紹介しています。
ただ、コロイドヨード療法には、個人で製薬会社から購入して使用する場合は、内服(飲む)という投与方法でしか使用することが出来ないということです。
内服だと、胃腸からの吸収には限度があるようで、1回30ml飲用したコロイドヨード液は100%有効に活用されずに過剰な摂取量として体外に排出されてしまうようです。
そのため、内服が最良の選択肢である、という診断をクリニックで受けた方であれば、自宅で使用する治療方法を選択しても問題ないということです。
また、がんの再発防止のため、三大療法のがん治療を受けている方、がんの予防や健康を維持したい方は、市販品のコロイドヨードを使用することに、何の問題もないということです。
(参考:コロイドヨードNAVI https://xn--eck3a5daf8c6hnb4j.com/archives/192)
市販品はコロイドヨードNAVIによると「活水」「コロイドヨード内服液」「アイライフ(i life)」の3商品が紹介されていましたが、普通に購入できるのは「活水」だけのようです。
「活水」(http://colloidal-lodine.jp/)は、明治国際医療大学医学博士桂昌司先生とオーガニック製薬株式会社によって共同開発された、高濃度なコロイドヨード液。
他社のコロイドヨード液に対し、約2倍の純度と濃度が特徴で、無料サンプルを利用することができるそうです。
500ml 32,400円(税込)
気になったのが、後に紹介するメディアートクリニック(東京都中央区日本橋)のサイト(http://mediart-clinic.main.jp/treatment01.html)に書いてある厚労省の見解で、次のように書いてあります。
ヨード製剤における、厚生労働省の見解
- ヨード製剤は、医師しか取り扱うことができない。
- 医師がヨード製剤をつくり、自分のクリニックに来院する患者に、十分な説明をして、患者が納得した上で、使用するのは問題ない。
- 対面したことがない人への販売は違法である。(インターネット販売などは、許可しない。)
- ヨード製剤をつくった医師は、他の医師に販売してはならない。
となっております。インターネット販売や、素人による販売は違法ですので、ご注意くださいますようお願い申し上げます。
3番目のインターネット販売などは許可しないとありますね。
「活水」を購入しても大丈夫なのでしょうか・・・・・
コロイドヨード療法の症例
コロイドヨードに関する本 前山和宏著「末期がん 逆転の治療法」(幻冬舎)について
前山和宏医師は、 医療法人社団鳳龍会 メディアートクリニック(東京都・日本橋)の理事長兼院長です。
メディアートクリニックで末期がん患者さんにコロイドヨードなどの代替医療を提供しています。
この本にはコロイドヨードを服用して胃がんがほぼ完治した症例や、乳がんから、肺、肝臓、骨に転移したがんが消失した症例などが紹介されています。
Caloouser57846 (本人ではない・60歳代・男性)
父親が肝臓がんステージⅣで余命半年と宣告。医師からは抗がん剤治療しかないと言われたが、家族全員が抗がん剤治療に疑問を抱いていたので拒否。すると医師からもう病院には来るなと言われ、自分たちで代替医療の病院を調べていたところ、このクリニックにたどり着いた。
先生は非常に親身に相談にのってくれ、これまでの経緯や今後の治療に対する疑問点にも全て包み隠さず答えてくれた。
その中でコロイドヨード療法というのを知り、この治療法を信じて取り組んでみることにした。
まだ治療して3ヶ月の段階だが、経過は非常に良好。
父親が肝臓がんと診断された直後と比べ、朝の目覚めも良く、食欲も増え、顔色も非常に良くなってきている。
やはりがんと宣告された直後は、父親もかなり落ち込んでいたが、最近はかなり前向きになってきている。
今後もこの治療を信じて続けていきたい。
医師や看護師の人柄や治療も含めて、非常に素晴らしいクリニックだと思う。
コロイドヨード液の価格、どうにかならないものでしょうか。