町のがん検診結果の忘備録
町のがん検診を毎年受けています。
検診結果に異常がないときは、検診結果票を雑にどこかに置いてしまっていました。
今回、今までの結果票を集めようとして探したのだけれど、どこに置いたのか全然わからない!
異常がなくても私の場合は乳がん検診でいつもわずかな所見があるのです。
これからはファイルにきちんと入れようと、専用ファイルまで購入したんだけどな~。
今年は精密検査を受けたので、忘備録としてここに書き綴ります。
H23年 乳がん検診のマンモグラフィの結果、両方の胸が乳房腫瘤と診断されて精密検査を受ける。
乳がん検診は触診とマンモグラフィ。
触診は毎年憂鬱。
男の先生に乳房を触られるのがいや。
「自分で触っているから大丈夫なので、マンモだけ受けたい」と申し出たけど、もちろんだめ。
でも、逃れられるのならそうしたいと思い一度は聞いてみた。
毎年触診を受けていると、男の先生でも、触り方がいろいろだと思う。
熟練の先生はしっかり乳房の中の状態を確認するけど、まだ若い先生は恥ずかしそうに、控えめに触る。
それじゃわからないでしょ~・・上半身裸の身の私も、どことなく恥ずかしくなりながら思った記憶がある。
このかなり若い先生のときだけ、毎年わずかな所見である「両胸乳腺症」が書いてなくて、「異常所見は認められませんでした」となった。
ときどき女医さんもいるので、女医さんにあたりますようにと願かけると、H23年度だけ女医さんに触診してもらえた♡
私の胸を触った先生、「あなた今まで精密検査は受けたことがある?」
私、「ありません。」
先生、「触った感じがごつごつしてて普通の胸と違う。一度精密検査を受けた方がいいわよ。」
え~!普通の胸と違う!??? みんなどんな胸してるの~!
その年の検診結果はマンモグラフィで両方乳腺腫瘤と診断され、精密検査。
精密検査の結果はグレーゾーンということで、経過観察でした。
細胞がいびつでいつガン化するかわからないというような恐ろしいことを言われた記憶がある。
経過観察になったけれど、その病院の先生が男の先生でなんとなく行きたくなくて、次の年は町の検診を受診。
このとき以来、町の検診時には精密検査を受けたことがあるということを言っているので、しっかり診てくれていると信じこんでいます。
精密検査の翌年から異常なし。
自分でもしこりがないかよくチェックしています。
H30年 乳がん検診のマンモグラフィの結果、左胸が乳房腫瘤と診断されて精密検査を受ける。
またもや来た!
胸が張ったり、その逆だったり、ホルモンの状態が変だなーと感じていた時だったので、今回は心がざわつきました。
今度は左胸だけ乳房腫瘤。
触ったけどわからない。
ネットで見ると、しこりのないガンもあると書いてある!
余計に心配になってきた。
今回は女医さんが診て下さる病院を選んで精密検査を受けました。
血液1滴で精度が高く13種類のがんを超早期発見できる検査が実用化!
精密検査の結果は異常なし!!
検査日11月12日。
精密検査は、マンモグラフィーとエコー検査。
やはり女医さんの病院は多い。
かなり待たされました。
病院に来て2時間半後にやっと最後の診察。
触診の後、X線写真を説明していただきました。
先生、「左胸のX線写真には何もないので、腫瘤はありません。」
「右の胸に、まるい水泡のようなものが見えるけど、形もいいので心配ないでしょう。1年後にまた来てください。」
ん??右の胸には水泡のようなものが見えるが、左の胸には何もない・・
私、「町の検査結果は、左胸に乳房腫瘤と書いてあったのですが、左胸には何もなくて、右に何かあるんですか?どうしてですか?」
私は疑問に思ったので質問してみた。
先生、「知らなーい。」
その答え方がおかしくなり笑いました。
先生がおっしゃるには、私の乳房は 高濃度乳房で、画像の判断がしにくい。
そのときのホルモンの状態などから、腫瘤にみえたのかもしれない。
過去に精密検査をしていることも考慮されて精密検査になったのではないかということでした。
右胸はそのときは何も見えなかった??
じゃあ右胸の丸いものは町の検査後にできたのかな~・・・?疑問。
高濃度乳房という先生の言葉がひっかかったので、調べました。
マンモグラフィーに向かない高濃度乳房!
私、自分が 高濃度乳房とは知らなかった。
今まで何もなくて本当に運が良かったと思います。
乳房のタイプは、 脂肪性・乳腺散在・不均一高濃度・高濃度の4つに分類されます。
不均一高濃度と高濃度は、高濃度乳房と呼ばれていて、 他のタイプの乳房より、乳がんを見つけにくい傾向があるようです!
下記の医療法人社団 こころとからだの元気プラザは、平成29年度から、乳がん検診のマンモグラフィ検査による乳房濃度を通知しているということです。
高濃度乳房はがんが発見されにくいという情報を提供することは国際的な流れになっているようです。
(参考:医療法人社団 こころとからだの元気プラザ
高濃度乳房とは https://www.genkiplaza.or.jp/checkup/women_densebreast.html)
がんを見つけにくい乳房のタイプがあるなんて知らない人の方が多いと思う。
マンモグラフィ検査による乳房濃度を通知して欲しい。
日本人は高濃度乳腺の方が多いそうですよ。
高濃度乳房の方は超音波検査も受けた方が良いようです。
マンモグラフィ単独検査よりがん発見率が上がるという研究結果が得られているということ。
乳がん検診は今後は病院で受けようと思います。
子宮頸管ポリープと左腎臓にのう胞ができる
子宮頸管ポリープ
平成29年の子宮頸がん検診のときに、子宮の入り口に米粒大のポリープができていると言われました。
婦人科で切除してもらってくださいと言われて心が重くなりました・・・
早速調べました。
頚管ポリープは子宮頚管の粘膜から発生する。
腟内へ垂れ下がってくる赤くやわらかい良性のポリープで、悪性化することはごく稀だそうです♡
大きさは、数ミリぐらいのものがほとんどだけど、2~3cmになるものもある。
原因は不明。
女性ホルモンと関係が深いようです。
30~40才代に多い。
自覚症状は、不正性器出血が主で、症状がない場合もある。
無症状であっても、やがて不正性器出血を起こすことがあるので切除したほうがいい。
切除は、茎を挟んでねじり切り、切除します。
!!!
少量、短期間の出血があるけれど、痛みはなく、簡単に切除できるということ。
ただし、切除しても数年で繰り返し発生することがある・・・
茎が太いものなどは、無理に切除すると出血が増えたり、長引いたりするので、電気メスやレーザーメスを使って切除することもある・・。
自覚症状がなく、表面がきれいで不正出血の原因となりそうにない場合で、子宮頚癌検診で異常がなければ、経過をみていいということ。
(参考:公益社団法人 鳥取県医師会 健康何でも相談室
頚管ポリープって何? http://www.tottori.med.or.jp/)
私の場合は、昨年の癌検診の結果に異常がなく、自覚症状もなく、大きさもあまり大きくないからきっと大丈夫!
そう思っていました。
でも自然治癒することはないとわかっていました。
薬での除去や自然治癒は期待できませんと書いてあったからです。
(参考:みむろウィメンズクリニック
子宮にできるポリープについてのお話 https://mimuro-cl.com/blog/polyp/)
そのため、一年後は病院の子宮頸がん検診を受けよう、そこで一緒に切除してもらおうと決めていました。
検査日は11月13日。
昨日は乳がん精密検査。
今日は子宮頸がん検診。
はあ~。
今日切除になるのかな、別の日かな、そんなことを考えていると、怖くなり足が震えてきた。
診察室に呼ばれ、診察台に座る。
いよいよきた~
診察台が上がり、先生が処置をしてくださる。
先生、「状態はいいようですね~ はーい終わりましたよ。」
私「???」
着替えて先生の所へ。
先生、 「子宮頸がん検診の結果は1か月後にご自宅に届きます。お疲れ様でした。」
私、「先生、私、昨年の町の検診で、子宮の入り口にポリープができているから切除してもらってくださいと言われていたんですけど・・・」
先生、「ポリープはありませんでした。月経で剥がれ落ちることがあります。大丈夫です。」
私、「そうなんですか?良かった!ありがとうございました!!!」
10分ほどであっという間に終了してしまった子宮頸がん検診でした。
何だか拍子抜けしてしまった・・
月経で剥がれ落ちることもあるんだ!
調べた時は切除が必要という記事しか見つけることができなかった。
ついてる!嬉しい!ありがとうございます!
心からそう思いました♡
血液1滴で精度が高く13種類のがんを超早期発見できる検査が実用化!
左腎のう胞 11ミリ
H27年の腹部超音波検診で、 左腎のう胞疑 11ミリと書いてあった。
わずかな所見はありますが心配ありません。
とあったけれど、初めて腹部超音波に所見があったし、11ミリは大きい・・
そう感じてすぐに調べました。
腎のう胞は、腎臓にできた液体成分が貯まって袋状になったもの。
1個のこともあるし、数個のこともある。
多くは無症状で治療の必要はない♡
腎のう胞が大きくなって痛みなどの症状が出てきたときは治療の対象となる。
腎のう胞の内容液を吸引して再発しないようにする硬化療法を行う場合が多い。
(参考:昭和大学江東豊洲病院 泌尿器科 主な泌尿器疾患について 腎のう胞 http://shkt-urology.jp/guide/kidney-tumor.php)
腎のう胞があっても問題ない♡
問題なくても、1年間、頭の隅っこにのう胞という言葉があった。
次の年の検診から異常なし。
今年も大丈夫でした~!
のう胞11ミリ消えたか?
いえいえ、消えないと思う。
のう胞にみえただけだったんだ~。よかった。よかった。
まとめ
乳房腫瘤、子宮頸管ポリープ、腎のう胞。
異常なしが当たり前ではなくなってきました。
体を大切にしないといけないと実感しました。
今回はすべて事なきを得たので、自分の体に感謝!よかった~
町の検診は、疑わしいものはすべて所見に記載される。
少しでも心配があるときは精密検査がくる。
だから、 精密検査を受けても異常なしの場合も多いということ。
それだけしっかりと体を診てくれているのだと分かりました(乳がんの触診以外は)。
精密検査依頼書が入っていたら、一気に気が重くなるけれど、毎年検診を受けていたらそこまで怖くない。
もし何かみつかったとしても、早期の可能性が高い。
みなさん、検診は毎年受けましょう!!
追記 2021.10.3
15種類のがんがわかる尿検査が実用化しているのを先日知りました。
がんの1次検査として、この検査が一番オススメです!
ただ、本格的に実用化してまだ半年しかたっていないらしく、現在も拡大中のようですが、採尿集荷の対象地域外のところが多いです。
詳しくは↓の記事をご覧ください