築15年以上の我が家。
床下の防腐防虫防蟻。
全くしていない・・・・・・・・・・!
ど素人の主婦が自ら床下に潜って、防腐防虫防蟻ができるかどうかは、今は考えず。
とりあえず、床下での防腐防虫防蟻対策にはどのような方法があるのかを調べてたどり着いた、我が家で実行しようと思った防腐防虫防蟻対策の話です。
床下対策に興味がある方は読んでみてください。
日本の住宅のほとんどが5年で効果が切れる薬剤処理をしている
床下に虫、特にシロアリがこないように、住宅用の木材には、防腐防虫防蟻処理はしてあるようですが、揮発するため、5年程で薬剤効果はなくなるようです。
そのため、5年ごとに床下に薬剤処理をする住宅が多いようです。
私の実家では、床下に薬剤処理をしていた記憶があるのですが、だいたい8年ごとにしていたようです。
調べると、薬剤処理って高いんですね!
5年が、7年、8年・・・・と延びてしまうのは納得。
先日我が家のシロアリ防蟻にいくらかかるかを業者に見積ってもらいました。
坪単価5,500円(税込)でした・・・・・・!
この価格だと、我が家の場合、1年間の薬剤処理でのシロアリ防蟻費用は2万を超える計算になる。
たか~っ!
「薬剤が体に良くないから、散布する時と散布してしばらくは家の中にはいないほうがいい」
薬剤散布の時に親から言われていた言葉です。
今は高気密住宅が人気ですよね。
床下に防蟻のための薬剤が散布されると、高気密住宅は特に、薬剤の揮発で居住スペースが薬剤成分にさらされやすくなります。
安全な薬剤を使用することが重要になるそうです。
薬剤価格は高い、それなのに体に良くないのなら使用したくないですよね。
以前から使われていた薬剤の中には、健康被害が出た薬剤があったようで、いくつか使用禁止になったようです。
今現在使われている薬剤は、安全性が高くなっているようです。
本当の所はどうなんでしょうか。
現在の薬剤について調べると、主要な床下薬剤は、
ネニコチノイド系・フェニルピロール系・フェニルピラゾール系・ピレスロイド系・カーバメート系の5種類だそうです。
上記の5種類は、国土交通省の許可を得て結成された 、日本しろあり対策協会という団体が認定している薬剤だそうです。
安全性はどうなんでしょうか。
調べると、フェニルピロール系・フェニルピラゾール系・カーバメート系は、危険性が高いようです。
自分で床下に散布するのなら絶対に使わない方がいいですよ。
自分でしないで業者に頼む場合でも、我が家の床下には使いたくない。
危険性が高い成分が揮発して上に上がってくるから。
ネオニコチノイド系は、揮発しにくく安全で、床下薬剤として最も使われているようです。
が、EUでは使用禁止になっているそうです!
ということは、安全ではないということです!
日本は薬剤の基準が甘いようですね。
業者に、「お宅は何系の薬剤を使用して防蟻処理するのですか?」
って質問するのは勇気がいる。
「何だこの人うるさそう」
って思われそう。
でも大切なことですよね。
いいね!ベイト工法
調べていると、 IGR剤(脱皮制御剤)という薬剤があることを知りました。
この薬剤は、 実際にシロアリによって浸食されている場合に、ベイト工法で使われるようです。
シロアリは脱皮を繰り返して成長する。
その脱皮ができなくなる薬剤だそうです。
脱皮できないとシロアリは死んでしまうとのこと。
ベイト工法は、IGR剤(脱皮制御剤)をシロアリが好きな餌に混ぜます。
シロアリの中でもカースト下位の働きアリが餌を探しにきます。
働きアリは、自分のためにも餌を食べますが、巣の構築のためや、働きアリ以外のカースト上位のアリには、口移しで自分の中にある食料を与えるのが仕事なので、巣まで餌を持ち帰るそうです。
そのため、IGR剤(脱皮制御剤)が、他のアリにも作用していくことになるのです。
シロアリには、仲間の死がいを食べる習性もあるため、シロアリを巣ごと撃退することができるそうです!
薬剤散布だと、家の床下にシロアリを寄せ付けないだけで、巣はそのままになってしまいます。
巣の中には数万匹、数十万匹、大きい巣だと数百万匹のシロアリが生活しているそうです。
巣を撃退しない限り安心できません。
ベイト工法は、徐々に作用していく遅行性のため、撃退までには1~2か月かかるけれど、巣ごと撃退できます。
そのため、この工法を採用する業者が増えているようです。
IGR剤は、脱皮をする生物だけに効果があるため、人や犬や植物などに対し安全だということ。
この工法いいなと思いました。
いいね!ホウ酸防蟻処理
アメリカでは、住宅木部の予防処理に使用が認められているのは、ホウ素系(ホウ酸)のみだそうです。
日本の薬剤処理は一般的ではないようです。
ご存知でしたか?
国によって全然違うんですね。
ホウ酸は、ホウ素が酸素と結びつくことでできた天然鉱物で無機物。
ホウ素はカルシウムの吸収を促進して骨を丈夫にする効果があり、ホウ素サプリメントとしても販売されているそうです。
運動後の回復力を高める効果もある物質で、肥料や目薬など、さまざまなものに使われていて、環境にも人体にもペットにも無害なのです。
無機物なので、ホルムアルデヒドなどシックハウスの原因となる化学物質は出ないので安全。
さらに、 防腐効果と 難燃効果がある。
さらにさらに 、揮発、分解されないため、 効果が薄れることがないから、なんと!再処理不要!
5年に一度の薬剤処理と違い、メンテナンスの必要がないなんて本当なのかっ♡
心配なら、シロアリ業者が無料で行っている定期点検を毎年受けて、シロアリがいないかチェックしてもらえばいいみたいです。
ただし、薬剤処理よりも初期費用は高額みたい。
長期的には断然お得。
水に溶ける水溶性なので、屋外などの杭や柵の防蟻に使用しても効果は低いそうです。
床下の雨に濡れない所での防蟻には最適ですね。
ホウ酸によってシロアリはなぜ死ぬのか
ホウ酸は腎臓が分解するので、腎臓がある生き物には悪影響はない。
が、害虫には腎臓がない。
もちろんシロアリにも腎臓がない。
ホウ酸を分解できずにあの世行きになるらしい。
ホウ酸の木材への浸透率は高いため、ホウ酸水を木材に噴霧する防蟻処理をしておくと、シロアリが来て木をかじっても、ホウ酸を分解できないんですね。
ただ、シロアリがホウ酸を摂取してから死に至るまでには少し時間かかるようです。
この点はベイト工法と似ていますね。
駆除の場合は、巣がどこにあるかが分からないため、シロアリの通り道を推測する必要があるそうです。
そのため、外にも餌を置けるベイト工法なら、シロアリの通り道である家の周りにもIGR剤を混ぜた餌を置けるのでいいのですが、ホウ酸だと雨で流れて家の周りに置くことができないため、短期間でのシロアリ駆除対策には適さないようです。
シロアリがいない場合の予防のための床下防蟻処理には最適だと思います。
我が家で行う防腐防虫防蟻対策
いろいろと調べた結果の私の結論。
床下に蟻道がある時は、食害されているということ。
業者に依頼して、 ベイト工法で巣ごとシロアリを駆除する。
その後、床下の防腐防虫防蟻は、 ホウ酸処理を行う。
薬剤ではなく、ホウ酸を使う!!
これが環境にも人間にもお財布にも一番優しい方法だという結論に至りました。
シロアリの駆除自体は素人には難しいと思います。
巣が1つとは限らない。
シロアリが通る場所にピンポイントに餌を置かないといけませんが、経験がないと置く場所も分かりません。
業者に任せるのが賢明だと思います。
が、ホウ酸処理は自分でもできるのでは???
もし自分でホウ酸処理をするとしたらどのホウ酸を使えばいいのか、濃度は??
いろいろと知識が必要ですね。
(参考:生活110番 https://www.seikatsu110.jp/vermin/vr_termite/191119/)
(参考:シロアリ達人の息子 https://siroari-reform.com/siroari-kujyozai-kenkouhigai/)
(参考:無添加計画 https://www.re-trust.com/blog/mutenka_info/2021/04/11/5544)
(参考:ストウ住建 https://www.sutou-juken.com/)
(参考:スリーピングパパのブログ https://sleeping-papa.blogspot.com/2018/05/diy.html)
(参考:自分でする、DIY シロアリ予防・防蟻 https://to2727.com/siroari/)
(参考:アルト https://altinc.jp/media/termite/2061/)
(参考:テクノ株式会社 http://www.tt-techno.co.jp/diy/shiroari.htm)
(参考:エイトリペア https://eight-repair.com/soufa)
(参考:シロアリメンテナンス https://shiroari-re.club/blogs/influence/#i-10)
(参考:株式会社 マルセイテック https://marusei-tech.net/)
(参考:青山商事有限会社 https://aoyama-since1947.co.jp/ant/usa/)
(参考:長周新聞 https://www.chosyu-journal.jp/shakai/17861)
(参考:シロアリラボ https://goki.jp/siro/10843/ )
(参考:シロアリ駆除.JP https://www.shiroarikujo.jp/ecology/)