2021年4月28日の朝5時35分頃、家族の一員である手乗りのセキセイインコが亡くなりました。
10年と8か月ほどでした。
雛のときに購入し、電球で温め、お湯で溶いた42度位の温度のさし餌を与えるところからスタートしました。
↑我が家に来たばかりの頃、性別はオス。
インコに言葉を教える家族の熱意が足りなかったため、自分の名前だけははっきりと日本語で言うけれど、後は日本語っぽい鳥語。
日本語っぽい鳥語をなにやらぐじゅぐじゅ言いながら、時折自分の名前を織り交ぜておしゃべりしてました。
鉛筆やペンが好きで、部屋の中に出した時は、じゅうたんに転がした鉛筆・ペン相手に延々と遊んでました。
パソコンのキーボードのゴミ取りやじゅうたんのゴミを食べるのも好きで(恐らく食べては出していた)、飛び回るより、歩き回ってました。
肩に乗るのは好きだったけど、人間の手は好きではなかったので(成長期に私が羽を切るため手で捕まえていたのでトラウマになった)、肩乗りインコでした。
駄菓子屋のおまけについていた小さなプラスチックの魚を試しにかごから吊り下げてみると(キリで穴をあけて穴に糸を通して吊り下げる)、最初怖がっていたのに、つつくようになり、その後なんと!プラスチックの魚が自分の恋人だと思い込むほど愛すようになって(つつくと揺れるので、生きていると思っていたのでは)、お魚相手にいつもおしゃべりしていました。
ハコベとカタバミの実が大好物。
特にハコベは飛びついてくるほど大好き。
最近はまとまって群生しているハコベを見つけることができなかったのだけれど、祖父の庭にたくさん生えていることに気づき、今年の1月から3月終わりにかけてハコベをたらふく食べさせることができたので良かった。
家族の心の支えになってくれて11年弱。
きちんと使命を果たしてくれたけど、まだまだ心の支えになって欲しかったです。
風邪が原因かもしれませんが、恐らく老衰だと思います。
寿命近くになって明らかに変わってきたインコの様子を載せておきます。
というのも、もう寿命かも・・・と気になってインコについてネットで調べても、寿命が近いインコの様子がヒットせず、ホントにお別れに近くなってきたのか、そうではなく、何かの病気なのか・・判断できず不安になっていたからです。
寿命近くになって明らかに変わってきたセキセイインコの様子
↑我が家にきて1カ月も経っていない頃。
うろ覚えですが、載せておきますね。
<亡くなる3年前~(定かではないけど)>
・毛並に太い毛が数本出てきた。人間でいう白髪かも。
↑分かります??
<亡くなる1年前~3か月前>
・筋力が衰えてきたと確信
たま~に変な体勢になったときに元に戻れずに止まり木から落ちそうになる
かごから出してすぐに飛んでいたのに、出しても飛ばずにかごの上に居続けることが多くなる(入口を開けても出なくなってきたので、かごの上をガバッと外して出し、外した屋根部分はずらしてかごの上においていた)
1日のうち少しでもかごから出して飛ばさなきゃと思ったのがこの頃
・肩に乗せてもすぐにかごのそばに飛んでいくようになる(愛するお魚のそばにいたいという思いが強い??)
・いろいろなことに興味が薄くなる
あんなに好きだったペンや鉛筆には興味を示さなくなっていることに気づく(もっと前からかも)
・怒りっぽくなる、ちょっとしたことにも「ククク」と怒りの鳴き方をするようになる
<亡くなる3か月前~2か月前>
・鳴き声が急に小さくなる
・止まり木を移動するのがスムーズにいかなくなる
・怒らなくなる?怒れなくなる?「ククク」と言わなくなった
・羽が乱れやすくなり、元に戻りづらくなる
・風邪を引いたのか、鼻に溜まった水を押し出す素ぶりを見せる。鼻息を強く出す感じ。
<亡くなる2か月前~1か月前>
・鳴き声がさらに小さくなる
・止まり木を移動するのが危なっかしくなってくる
・息をするたびにくちばしのどこかが当たるような「コンコンコンコン」という小さい音がするようになる
・恋人のお魚と遊ばなくなってくる
<亡くなる1か月前~1週間前>
・鳴かなくなる、声がでなくなる
・止まり木を移動するのがさらにさらに危なっかしくなる
うまく移動できずに止まり木から何度も落ちそうになる
・目つきがおかしくなってくる
見えづらくなっているのかもしれないと気づく
・息をする時の「コンコンコン」という音が大きくなる
・脚の色が紫色になっていることに気づく(ピンク色だったのに・・いつからかは分からない)
<亡くなる1週間前~3日前・・・これはもうすぐお別れかもと確信してきた時>
・止まり木に止まっていても体の揺れが大きくなり、見ていても危なっかしい、バランスをとるのが難しくなってきている
・毛づくろいをしようとするけれど、足が弱っていてバランスがとれないので毛づくろいができない
・上を向き、目を閉じることが多くなり、目を開けてもいつもの目とは違ってうつろ
この世とあの世を行ったり来たりしているような感じの目になる
目を開けた時にここはどこ!?とぎょっとして驚いて飛ぶはいいけど、飛べずに窓に何度かぶつかってしまう
・お魚に完全に興味がなくなる
・餌を食べる量、カタバミ(庭の雑草で今が旬だから毎日与える)を食べる量が減ってくる
<亡くなる2日前>
・カタバミを食べなくなる
・餌の量が極端に減る
・水を飲まなくなる
・脚がたたなくなってきて止まり木の上で寝そべったりかごに寄りかかるようになる
・身体の揺れがさらに大きくなる
・下に落ちてもいいように布を敷く
<亡くなる前日>
脚が立たなくなってしまい、止まり木は使えないので雛で買ってきたときと同じような状態に戻す
小さい段ボールの中に入れ、布を敷き、自分で食べれるように、浅い入れ物(レディボーデンアイスのフタ)に餌と水を入れ、そのすぐ横にインコを置きました
中央に吊るしているのがお魚さん、でも、もう見えていない様
餌は老鳥の餌ではなかったので、つぶして与えてあげると一生懸命食べてくれました
水を飲もうとしないので、指に水を付けてインコの口ばしに何度かつけましたが、飲もうとしませんでした
うずくまったので、そのまま部屋を暗くして寝せました
生きているかはコンコンコンという音で確認できましたが、その音も小さくなっていました
<亡くなる直前>
朝5時35分頃 バタバタと大きな音がする
すぐそばの部屋で寝ていたのでその音で起きる
インコがなくなる直前に、苦しくてバタバタともがいたという記事を読んでいたので、もしかしてと思い急いで見に行くと、呼吸をしていなくて・・
旅立った直後でした
旅立った後
まだ姿が見えなくなるのがいやで、プラスチックのトレイの上にティッシュを重ねてインコを寝かせて1日我が家に居てもらいました。お通夜ですね。
臭くなるかと思いきや、全然臭くない。
まだまだ居て欲しい、いっそこのまま居てもらおうかとも考えました。
でも、「はやく埋めて~」と言っているような、きちんとさよならしないといけないような気がして。
次の日の午前中は雨で、雨が止んで土がやっと乾いてきた夕方に、庭の木の陰に穴を掘り、あじさいの葉っぱを敷いてその上に大好きなお魚と一緒に寝かせて、上からあじさいの葉っぱで隠し、土をかぶせてお花を置きました。
悲しい。
思い出しながら書いているので、涙が出てきます。
以前、インコがいなくなった時どうするかと家族で話した時は、「またインコを買って雛から育てる」
という結論だったのですが、しばらく、もしかしたらずっと、そんな気持ちにはなれないかも。
亡くなる前のいつもと違う様子、どんどん弱っていく様子が悲しくて。
見ていて何度号泣したことか。
ホントに幼い子供にかえったように、わんわん声を出して泣きました、私。
インコもびっくりだったでしょうねえ。
後悔したことは、餌を老鳥の餌に変えていなかったこと。
しっかり食べているので大丈夫ね、と、のんきに殻つき餌を与えていたのですが、きつかっただろうな。
亡くなる数時間前に餌をつぶして与えると、それまで食べていなかったのに食べ始めたから。
気づかないでごめんなさい。
さいごにしっかり食べてあの世にいけたのでよかった。
狭いかごの中で窮屈だったね。
私達の心をずっと支えてくれてありがとう。