新型コロナ、早く終息して欲しいですね。
2月の末にトイレットペーパー・生理用ナプキン・オムツ・町のゴミ袋が忽然と陳列棚から消え、「大丈夫、なんとかなる~」と能天気な私も、これはまずい状況になってきたとさすがに焦りました。
買い溜めが好きではないため、このような事態になると不利ですね。
やはりある程度のストックは必要だと感じました。
心の余裕が違います。
ありがたいことに、3日ほどで徐々に元通りになり、昨日はゴミ袋も買え、一安心しているところです。
でもなぜ、ゴミ袋までなくなるのか理解できない。
マスクと消毒用エタノールは依然消えたまま。
困ります。
今までは使い捨てをしていたマスクを毎日洗って使っています。
沸騰したお湯で熱湯消毒。
10分間そのままにして、その後中性洗剤(私は台所のキッチン用洗剤を使っている)で軽く洗って(振り洗い)干しています。
毎日その繰り返し。
マスクを洗って使うことでマスクを大切に感じたこと、お金はあるのに必要としているものが買えないという感覚、どちらも初めて味わえたので、貴重な経験をしているなあとプラスに捉えています。
ところで、陳列棚から消えたままのエタノール。
このエタノール代わりになる消毒液の作り方や塩素系漂白剤を使った消毒液の作り方、同じように抗ウイルス効果をもつハーブの精油について覚えておいた方がよいことを調べて載せています。
手の殺菌にはエタノール!
エタノール(エチルアルコールとも呼ばれる)って、お酒の成分と同じアルコールのことなんですね!
ウイルスの構造は、エンベロープ(脂質性の膜)のあるウイルス(エンベロープウイルス)と、エンベロープのないウイルス(ノンエンベロープウイルス)に分けられ、 インフルエンザウイルス、 コロナウイルス、 ヘルペスウイルス、 風疹ウイルス、 エイズウイルスなどは、エンベロープウイルス。
エンベロープウイルスは、 アルコール消毒剤によりダメージを受けやすいため、消毒用エタノールはエンベロープウイルスに対して消毒効果を発揮してくれるというわけです。
消毒用エタノールは、手の殺菌ができるアルコールの消毒液なので 原液のまま使えるところがいいですね。
玄関に置いていれば帰宅してすぐに手を消毒できます。
消毒用エタノールをボトルで買った場合、スプレー容器に入れると使いやすくなります。
その場合は、 エタノール(アルコール)OKのスプレー容器に入れるようにしてください。
ちなみに 消毒用エタノールと 消毒用エタノールIP(添加物としてイソプロパノールが含まれている)はどちらを買っても効果はほほ同じだということですので、安い方を買った方がお得ですね。
濃度の高いアルコールはもちろんですが、 抗菌ウェットティッシュに含まれる70パーセントのイソプノパノールなどは 細胞膜を溶かしてバクテリアやウイルスを殺すということですよ。
ただし イソプノパノールは、親水性ウイルス(ノロウイルス、アデノウイルスなど)に対する効果は エタノールに比べて劣っている上、 毒性はエタノールより2倍程度高く、より強い脱脂作用を示すために 手荒れが生じやすくなるということです。
(参考:健栄製薬 https://www.kenei-pharm.com/medical/countermeasure/faq/b06.php)
エタノールが品薄なので、代用品としてお酒が買われているようですが、ウォッカは35〜45パーセント、グラスワインは12パーセント、ビールは5パーセントのエタノール濃度しかありません。
しか~し!もしかして菌が体内に入っているかも!というときは、濃度が低いお酒でも、細胞膜を不安定にすることはでき、 お酒を飲むことによって胃や腸の上位にいるよくない微生物が体に害を加える前にやっつけることができるということです!!
お酒もウイルス対策になるのです。
ということは、度数が高いお酒を飲んだ方がいいってことですね。
悪酔いしないようにしてくださいね!
(参考:ログミーBiz https://logmi.jp/business/articles/257663)
お酒でアルコール消毒液を作って手の殺菌に使う
エタノール代わりに、ウォッカを使ってアルコール消毒液が作れるという記事が載っていました。
コロナウイルスの対策に、厚生労働省は エタノール濃度が70%以上を推奨しています。
アルコール度数はアルコールの中のエタノール濃度を示しています。
平均的なウォッカの度数は35〜45度くらいなので、消毒液に代用するウォッカは、アルコール濃度がもっと高くないと効果がありません。
ということで、今売れに売れて品薄状態の、アルコール度数が世界一高い96度という、ポーランドのウオッカ「 スピリタス」を使った消毒液の作り方。
スピリタスの消毒液の作り方
作り方は簡単!
スピリタスと精製水を混ぜるだけです。
スピリタス:100cc
精製水(なければミネラルウォーター):20cc
これで アルコール度数(エタノール濃度)が80%くらいになります。精製水がないときは、ミネラルウォーターや水道水でも代用できますよ。あまり日持ちしないので、少量を使い切ったら作るようにしましょう。
小さなスプレーなどに入れて持ち歩くと便利なのですが、100均などで売っているスプレーは、濃いアルコールには対応していません。長く使うなら、香水用のスプレー容器やガラス製のスプレー容器をお勧めします。
絶対に注意すること!
スピリタスは、アルコール度数が高いので、すごく燃えやすいお酒です。台所のコンロや灯油ストーブ、タバコなど火が近くにあるところでは扱わないようにしてください。燃え移る可能性があります。
余ったときは
新型肺炎が収まって、スピリタスが余っちゃった場合は、果物を浸けて果実酒を作るといいですよ。苺やレモン、みかんなどキレイな色が出るんです。
弊社の監修ドクターに、スピリタスで代用品を作ることを聞いてみたらアルコール度数(エタノール濃度)に気を付ければ、十分に代用できると言われました。エタノール消毒液がお店に並ぶまで、手作りで対応してみてはいかがですか。
(引用:マシュマロタッチ https://aegle-llc.com/)
「家庭用塩素系漂白剤(原液に含まれる次亜塩素酸ナトリウムの濃度約5%)」を使った消毒液の作り方
・便やおう吐物が付着した床,衣類,トイレなどの消毒をする場合は、濃度が 0.1%(1,000ppm) の消毒液を作ります。
そこへキッチンブリーチなどの塩素系ハイターの原液を10 ミリリットル入れます(ペットボトルの
キャップ2杯(5ml×2))。
最後に水を加えて全体を500 ミリリットルとしてふたをして、よく振って混ぜ合わせて出来上がり。
・おもちゃ・調理器具・直接手で触れる部分などの消毒をする場合は、濃度が 0.02%(200ppm) の消毒液を作ります。
まず2 リットルのペットボトルに、水を半分くらい入れておきます。
そこへキッチンブリーチなどの塩素系ハイターの原液を10 ミリリットル入れます(ペットボトルの
キャップ2杯(5ml×2))。
最後に水を加えて、全体を2 リットルとして、よく振って混ぜ合わせて出来上がり。
注意事項
・使用する時は換気を十分行う。
・有毒な塩素ガスが発生するため、酸性のものと絶対に混ぜない。
・ 皮膚への刺激が強いので手の消毒はできません。直接触れないようにビニール手袋などを使用する。
・皮膚に付着した場合は大量の水で十分洗い流す。
・目に入った場合は大量の水で十分洗い流し医師の診察を受ける。
・消毒液は濃度が高いほどウイルスに対して有効ですが、金属が錆びたり漂白(変色)作用が強くなったりするため注意する。
・金属に使用した場合は消毒後水で洗い流すかふき取る。
(参考:広島県福山市のノロウイルス対策を参照)
精油の持つ殺菌・抗菌・抗ウイルス作用を上手に利用する
精油のなかには、殺菌(細菌を殺す作用のこと)、抗菌(細菌の増殖を抑える作用のこと)、抗ウイルス効果(ウイルスの増殖を抑制する作用のこと)に優れるものがあります。
素敵な香りを楽しみながら、健康に役立てることが出来るのが精油の良いところです。
精油のこのような作用を上手に利用してみませんか。
殺菌・抗菌・抗ウイルス作用がある精油の種類
医療従事者を対象にしたある研究で、 精油を数滴添付したティッシュをはさんだマスクを着用した場合、しなかったときより 感染率が低かったそうです。
コットンに1滴精油を落として、精油を含んだコットンの香りをポンポンと軽くたたきながらマスクにつける方法も同様の効果があるということ。
ひと工夫で感染率が下がるので、積極的に取り入れた方がよいですね。
ただし、精油の香りは強いので、つけ過ぎには注意!
マスクケースを持っていない人は、精油をつけたハンカチでマスクを包んでおくのも良い方法。
使ったコットンはそのまま置いておくと空間に香りが広がり、感染防止になります。
添付するのに最適な精油は
・ユーカリラディアタ
・ニアウリ
・ラバンサラ
・ティートゥリー
・シナモンバーク
・ローズマリー
・ローズウッド
・ラベンダートゥルー
・タイム
・ユーカリレモン
・メリッサ
・レモングラス
個人的に特におすすめの精油は、殺菌力が強い
・ユーカリラディアタ
・ニアウリ
・ラバンサラ
・ティートゥリー
・シナモンバーク
です。
(参考:https://www.imsi.co.jp/tomilog/5020/)
(参考:http://www.nomu.com/withkids/column/aroma/006.html)
(参考:http://www.e-kensa.org/aroma/howto/index.html)
(参考:https://allabout.co.jp/gm/gc/39908/)
(参考:https://allabout.co.jp/gm/gc/459830/)
精油でアロマスプレー
アロマスプレーを作ると、外出時でも家の中でもスプレーできます。
部屋にスプレーし、香りを部屋に広げ、呼吸器から香りを取り入れると良いですね。
細菌、ウイルスは呼吸器(鼻やのど)から体内に侵入するため、感染予防になります。
マスクをして外出する際、帰宅してマスクを外す際にも、マスクの表面にシュシュッと吹きかけると、感染予防になります。
アロマスプレーの作り方
内容量50mL/濃度約1%の場合
材料
- ガラス容器
- 青色や茶色の遮光性のスプレー容器
- 精油 約10滴(0.5ml)
- 無水エタノール 5ml または乳化剤1ml
- ミネラルウォーターまたは精製水 45ml
作り方
ガラス容器に無水エタノールまたは乳化剤を入れ、その後精油を入れてよく混ぜます。
そこに水を入れてかき混ぜ、スプレー容器に移して出来上がり。
使い方
マスクにスプレーする前にはよく振ります。
不織布は水気をはじくので、手で少しなじませて。
アロマスプレーは劣化しやすいため1か月以内に使い切るようにしてくださいね。
材料のなかの、 ミネラルウォーターまたは精製水は、 水道水でも可というサイトもあります。
必ず精製水か天然水でないといけないわけではなく、なるべく純度の高い水の方が良いという意味合いです。
水と精油を混ぜるときには、 皮膚刺激を抑えるためにエタノールか乳化剤で乳化させます。
エタノールを使う場合の調合の基本は、無水エタノール1割に対して精製水は9割弱です。
1:9ですね。
50mlのときは、 無水エタノール5mlに対し、 精製水は45mlです。
精製水がこれより多いと劣化が早くなります。
また、無水エタノール濃度が濃すぎると、 天然精油の有効成分の揮発が早くなるため、精油の薬理効果を発揮できなくなるということです。
精油の薬理効果を重視するときは、エタノールではなく、こちらの 乳化剤↓を使ってアロマスプレーを作った方がいいですね。
ポリソルベート20は、ポリソルベート80より親水性が強く、アロマスプレー作りに向いているということです。