コロナが拡大していく影響で、生活保護を申請する人が増加しているようで、生活保護受給者という言葉を聞くようになりました。
国からお金を貰えるわけだから、受給するための条件ってめちゃくちゃハードルが高いと自分では勝手に思っていたけれど、貰っている人が増加しているということは・・けっこう緩やかなのでは??
かなり気になったので調べました。
生活保護でお金を貰うためには?
国民が健康で文化的な生活を送る権利は、生活保護法によって保障されているそうです。
だから、困窮の程度に応じて、必要な生活費を国から支給してもらえる。
生活保護の相談申請窓口は、基本的に自分が住んでいる地域を管轄する福祉事務所だそうです。
ライフステージのベストな選択を(https://best-selection.co.jp/media/seikatsuhogo/)というサイトをみると、
2019年10月時点の日本の生活保護受給者は207万人もいて、60人に1人が生活保護受給者だそうです。
このサイトを元に、疑問に思う所はいろいろ調べました。
生活保護でお金を貰うためには、 最低生活費に満たない人・病気やケガで働けないor元気だけれど働けない事情がある人・親族からの支援を断られた人という条件があるようです。
生活保護は、日本に住んでいる国民を救済する目的の制度だけれど、 永住権を得ている外国人の場合は、生活保護受給の対象になるそうです。
最低生活費に満たない人
最低生活費というのは、住む場所によって違うようです。
例えば、千葉県浦安市で一人暮らしの40代の最低生活費は、 12万790円。
最低生活費は、居住地や家族構成の他、障害の有無、家賃、就学費用、医療などの扶助が考慮され、加算されて算出されるようなので、実際は、個人によってかなり差があるってことですよね。
毎月の収入がある場合は、算出された最低生活費との差額分がもらえます。
でも、最低生活費に満たないと判断されるには、車や持ち家、宝石、高級家具、美術品、保険など、売却して生活費に充てることができるものは売却しなくてはいけない場合が多いようです。
GritWeb サイト(https://gritweb.co.jp/seikatsuhogo)には、持ち家の住宅ローンを完済している場合は住み続けられると書いてあります。
車は、公共交通機関から遠い所に住んでいて、病気や通勤などで必要な場合は売却しなくてもいいようです。
いろいろチェックされそうですね。
病気やケガで働けない or 元気だけれど働けない事情がある人
病気やケガで働けない人や、乳幼児を育てているシングルマザー、親族の介護をしている人など、本人が元気でも働けない事情がある場合という条件があります。
親の介護で働けなくなる人って結構いるかも。
生活保護受給できるんですね。
うつ病などで精神的に病んだ場合、障害年金も生活保護とのダブル受給が可能のようです。
ただし、生活福祉資金貸付、雇用保険失業給付、休業補償などの公的融資制度や公的扶助制度を活用できる人は、活用を積極的に勧められるようです。
活用している間は受給できない。
活用できなくなってようやく申請できる流れのようです。
親族からの支援を断られた人
親だけでなく、親族にも扶養義務があるらしい。
生活保護の申請後は、援助してくれる身内がいないことを確認する目的で、三親等以内の親族に連絡があるようです。
下の図では1~3の数字のところには連絡がいく・・・ヒエ~・・お金がないのがバレバレではないですか。
でも待ってください、この件について調べると、連絡回避もできそうです。
連絡って電話かと思いきや、書類のようです。
図の1~3の成人した親族宛てに扶養調査書が郵送されるそうです。
扶養調査書は、生活保護を申請した者に対して、毎月の仕送りや同居の可否を確認する書類。
期日までに返信がなかった場合や、扶養に同意しない場合は、親族に扶養の意思がないと判断され、生活保護の受給条件を満たしていると認められるとのこと。
さらに、 親族に対して連絡してもらいたくない事情がある場合は、配慮してもらえるとのこと。
じゃあ、なんだかんだ理由をつけて書類を送らないようにお願いすればいいのでは?
福祉事務所が電話連絡するわけでなく、調査書の返信だけで扶養の意志を判断するってことは、強制力ってそんなにないですよね~。
親からDVや虐待などを受けていた人は、親に対する連絡は当然回避できるようです。
親(あるいは親族)が資産家だとしても、扶養の意思がない場合は、生活保護を受けられるということですよ。(参考:GritWeb サイト https://gritweb.co.jp/seikatsuhogo)
引用:http://tt110.net/gazou/zz-sinzokuzu.gif
ここで気になったのは、うつ病などの心の病気になって長期間働けなくなった場合はどうするかです。
ある程度の貯金があればそのまま生活できるけれど、貯金が無くなって生活を維持できなくなった時、毒親でなければ、実家に戻って親のお金で生活すると思います。
この生活が長期に渡る可能性が高い場合、生活保護を考えますよね。
果たして貰えるのか・・
調べると、生活保護費は世帯単位で支給されるものなのだそうです。
親と同居している場合は、生計を共にしている1つの世帯とみなされ、世帯全体の収入で判断されることになるようです。
だから、父親・母親の収入などもプラスされ、合計が最低生活費に満たなければもらえるけれど、そうでなければもらえない。
(参考:ttps://oshiete.goo.ne.jp/qa/1906204.html http://prokicenu.com/sectga/setainintei/ )
親にある程度の収入があるけれど子供にない場合に、生活保護費をもらうには、正式な形で世帯分離をすることが必要で、完全に住む場所(家)が別々で、生活にかかるお金の出所(口座)も別であればもらう対象になるとのこと。
(参考:https://1682-kaigo.jp/money/000628/)
もし一緒に生活していたなら、生活保護申請を通すためには、別に住まいを確保し、生計を別にして、世帯主にならないといけないということです。
心が病んでいてもそうしないといけないのですね。
そして、親は扶養調査書に同意しなければいいということですね。
まとめと感想
生活保護でお金を貰うための条件
- 最低生活費に満たない人
- 病気やケガで働けないor元気だけれど働けない事情がある人
- 親族からの支援を断られた人
持ち家があったとしても、住宅ローンを完済している場合は住み続けられる。
車を所有していても、公共交通機関から遠い所に住んでいて、病気や通勤などで必要な場合は売却しなくてもいい。
申請すると、親族に連絡が行くため、全てをさらけ出す覚悟が必要だと最初は思っていたけれど、事情があれば連絡を回避できそうだし、親も含め、親族に資産がある場合でも、援助の意志がないなら生活保護を受給できる。
考えていたよりも、ハードルは低かった。
この先私もどうなるか分からない。
国民が健康で文化的な生活を送る権利は、生活保護法によって保障されている。
だから、困窮の程度に応じて必要な生活費を支給してもらえる。
この世界に生きている限り、健康で文化的な生活を送る権利が私にもある。
活用できる制度は積極的に活用して、少しでも生きやすくしたいです。
(その他参考:エキスパートワン https://www.w-endless.co.jp/expert-one/seikatsuhogo)