あおり運転で認知度が高くなったドライブレコーダー、ドラレコですが、2019年10月のソニー損保調べによると、実際の利用率は32%程で、意外にも搭載率が低いようです。
ドラレコ本体価格に加え、取り付けてもらう場合はその費用が加わり、さらに取り付け時間もかかるため、搭載する前に保留にする方が多いのではと思います。
ここでは、搭載していない方に朗報の無料ドラレコアプリ情報をシェアします。
世界初のAI(人工知能)搭載の無料ドラレコアプリ「スマートくん」
「あおり運転にはこの無料ドラレコアプリが効く」という東洋経済オンラインの2019.12.29の記事(https://toyokeizai.net/articles/-/321071?page=2)を読むまで、スマホの無料アプリがドラレコ代わりをしてくれるなんて私は全く知りませんでした。
ドラレコ代わりになる無料アプリは以前からあったようなのですが、今回はちょっと違う。
2019年12月5日、 世界初となるAI(人工知能)搭載のドラレコアプリ「スマートくん」なるものが登場!
この「スマートくん」は、AIベンチャーの「 ニューラルポケット」という会社が開発。
使い方はとても簡単!
アプリをダウンロードしたスマホを、運転席に設置した市販のスタンドで固定するだけ。
現在はiOSのみの対応で、 2020年に向けてAndroid対応も予定しているということです。
iPhone8まで動作を確認しており、 使い古しの端末をドラレコに転用できます。
2020年になりましたので、Androidも今年中に対応できるのではないでしょうか。
スマートくんは何がスゴい?
今までのスマホのドラレコアプリは、スマホ内のGPSや加速度センサーを使って、ハンドルや急加速を検知したり、障害物に近づいたら検知する機能にとどまっていたようです。
これに対しスマートくんは、AIの画像認識技術を活用し、信号や車だけでなく、歩行者、自転車、バイク、バス、トラックまで識別するため、GPSデータと組み合わせて、 どの場所でどんなトラブルが起きたのかを、音なしの映像データで記録してくれます。
画質は360P、720P、1080Pを選択できるようです。
走行記録はスマホ内のメモリーに運転日時ごとに蓄積されていき、容量がいっぱいになると、自動的に古いデータから消える仕組みになっています。
便利ですね。
AIの多くは、画像をクラウド上に送信して分析するため、通信料がかかります。
ところがスマートくんの場合は、スマートくんアプリのダウンロード時以外は 端末内でAIが分析するので通信料は不要。
走行データはWi-Fi環境下で転送できるとのこと。
事前登録やログイン不要で誰でも無料で使い始めることができるとのこと。
デメリットもあります。
1方向しか録画できないこと。
後方や横を同時に録画することはできないようです。
長時間の使用には運転中の充電が必要。
前方の車との距離が近くなっても、びっくりマークの警告がでるだけで 警告音はない。
アプリ起動と連動して画面が表示されず、手動で設定しなくてはならないため面倒。
録画された動画を上書きするか、日時ごとに録画するかを選択できない。
バックグラウンド録画機能がないため、 カーナビと併用できない。
(デメリットはユーザーレビューを参考)
などいろいろあるようです。
とはいえ、事故トラブル時の記録をしてくれるドラレコアプリがあるのとないのとでは運転時の安心感が違ってきます。
信号無視などで、警察の交通違反の取り締まりで揉めたり、前方車両との事故の証拠には十分利用できそうです。
しかも無料です♡
スマートくんの使い方
使い方はアプリをダウンロードして車内用の携帯フォルダに設置するだけ。
電源はシガーソケットからとれば問題ありません。
充電用ケーブルは必要です。
アプリのダウンロードはこちら↓からできます。
スマートくんを開発したニューラルポケットが、スマホホルダー2つを紹介していました。
あくまで紹介で、サポートをするものではないということなので、利用環境に合わせて各自で選定する必要があります。
無料なので、ドラレコを付けていないiOS対応のスマホをお持ちの方は試してみてはいかがでしょうか。
私はAndroidなので、対応までしばらく待たなければなりませんね。